2005年04月11日

Am I a Knowledge Worker ?

私はナレッジワーカーだろうか?

ナレッジワーカーのはずだ。
本当に?その根拠はいったい何だ?

SE はナレッジワーカーだ。
私は SE だ。
よって、私はナレッジワーカーだ。

うん、シンプルな三段論法で証明できたな……いやちょっと待て。

本当に私は SE なのか?その根拠はいったい何だ?
愚問のようだが、そこで思考停止してはいけないな、ナレッジワーカーとして。

少なくとも今の会社には SE として採用されたし、肩書きも SE だ。うん、私は SE だ。
だが SI に入社すれば、経過年数で「シニア SE」とか「アナリスト」とかいう肩書きは得られるな。大抵はいきなり「プログラマ」だ。
ではそういうキャリアパスを用意している会社の職種に就けば SE なのか?慣れないスーツを着て面接を受けた、あの時の結果を以って今の私はナレッジワーカーなのか?

いや、落ち着け。
今、ソフトウェアの設計と既存システムのメンテをしているだろう。
それこそ SE の仕事だし、それをやっていることを以って SE だといえるじゃないか。

そうだ、きちんと区別しよう。
職能、肩書き、役割、責任…きちんと区別して考えよう。
入社何年だから今日から SE だ、アーキテクトだ、なんて間違ってる。
会社のキャリアパスのためにそういう用語をマッピングする必要があるのは仕方ない。
だが肩書きと自分は何者か、はまるで別問題だ。区別しよう。

よし、間違いなく私は SE だ。
よって、私はナレッジワーカーだ。

……いや、もう少し考える必要があるな。
さっき気づいたじゃないか、肩書きと自分が何者かは別問題だと。
SE であることを以ってナレッジワーカーだといっていいのだろうか。
いや、そもそもナレッジワーカーとは何者だ?

頭を使って働く者、という意味なら、それは頭脳労働者(Brain Worker)だ。
肉体の代わりに頭脳を動かすだけでは、ナレッジワーカーとは呼べない。
大抵、その実態は腕の筋肉の代わりに指の筋肉を動かしているに過ぎない。
トヨタの肉体労働者は、カイゼンにより世界的に知られている優秀なナレッジワーカーだ。
頭脳労働か肉体労働かは問題ではない。

そう、ナレッジワーカーとは自分自身の仕事に知識を適用している者。
何を、いかに、どのような早さですべきかの指示を受ける者でなく、自ら仕事を創っている者。
自身の貢献に責任を持ち、そのための意思決定ができ、自身が立てた目標に向かい、自らをマネジメントしている者。
それがナレッジワーカーのはずだ。


私は SE であり、頭脳労働者だ。間違いない。
さて、私はナレッジワーカーだろうか…?
posted by 市井賢児 at 2005年04月11日 23:10
| Comment(1) | TrackBack(0) | プロフェッショナルの条件


この記事へのコメント
>頭脳労働か肉体労働かは問題ではない。
激しく同意。

学生のころ、造園業の1日バイトしました。
一輪車で砂を運んで、スコップですくって
ひたすら土を盛る仕事。
親方に「機械でできへんのですか?」と聞くと、
「あかん。機械でやると土が固まりすぎて根に空気がいかんようになるんや」と言われました。

そのとき、肉体労働も結局頭つこてやらんなあかんのやなあ、と思いました。
Posted by equals at 2005年04月12日 07:47
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。