2007年07月29日

4割バッターの凄み−書評−無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法

無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法
勝間 和代
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2007/04/05)
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おすすめ度の平均: 4.5
4 目から鱗ってほどじゃないけど
5 つるひめのレビュー「無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法」♪
3 収入の方をもう少し・・・


 「無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法」を読みました。
 特徴的なのは Lifehack 的発想というか、「頑張ろうとするまでもなく成果に繋がる仕組みを作ろう」という視点と、「勉強法そのものの勉強を怠るな」という視点。本田直之さんがレバレッジと呼ぶ発想に近いですね。
 対象として英語、会計、IT を挙げ、推奨ツール類もかなり具体的に指定しています。

 私のこの本からの一番の学びは方法論へのこだわり、ですかね。

勉強法において差別化できるのは、道具とやり方です。人間、覚える能力とか意思の力には、そんな大差はありません。
勉強もスポーツと一緒で、いい道具とコーチを揃えた方が、独学で練習するよりは、早く上達します。


 仮に先天的な能力に差があっても(仕事をしているとたまにコイツはイキモノとして俺とは別の何かだ、と思う事は珍しくありません…)、今自分がやれることを考えても方法論というのは重要です。
 たまたま打てたヒットには価値はない。いや、正確には打ったヒットがたまたまでは、その選手に価値はない。重要なのは「継続して」ある程度の割合でヒットを打ち続けることで、それを産むのはフォームだったり体調管理だったり、いずれにしても「継続して」関わり続ける要素です。

 我々コンサルティング会社も方法論にはこだわります。
 その理由を私なりに説明すれば、プロジェクトを進めるうえで少数のスーパースターに頼って成功を収めたという実績では、再現性がないから。次のプロジェクトが同様に成功するか否かはそのスーパースター次第であり、会社としては顧客に対して次の成功(再現)の約束の根拠について何も説明できない。これはまずい。
 方法論が、大成功の保証は無理にしても失敗の可能性を低減させてくれるならば、属人性が薄まり、代りに属社性(今作った言葉です)が成功の理由として強まり、組織として成功の再現性が高まります。

 この発想を個人に当てはめれば、何年も続ける勉強なので、たまたま調子がよかった、たまたま興味がわく分野だったというブレを平準化させ、コンスタントに成果を積み上げていける方法を見つけることが重要。
 こと勉強に関しては、自分の資質に頼ってはいけない。
 (ですが成果を上げる分野を探す際には、自分の資質は重要な要素だと私は考えます)

 カイゼン活動の作業の標準化プロセスに通ずるものがありますね。
posted by 市井賢児 at 2007年07月29日 15:25
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