あー、うん、この理屈に乗っ取るなら「だってライフハックは個人の生産性を上げるノウハウだから」でしょうか。
もちろん、このエントリが言うように、“的外れな”処方をしてるから、というのもあるでしょうが。
ではなぜそうなるのか。それはまず、自分のスケジュールではなく、会社のスケジュールが、絶対的に優先されるからである。しかも、日本の仕事は、仕事の区分が曖昧で、誰がやるか分からない空白地帯があり、相手への即応性が求められることが多い。それに、別に仕事を能率的に早く終わらせたから、残業代が出ないからといって、さっさと定時に帰れないだろう。「そんなの当たり前じゃないか」と思われるかもしれない。しかし、アメリカはそうではない。それぞれの領分を決めて仕事しているので、他人の仕事を勝手にすることはない。また残業代が出なければ、本当にさっさと帰る。外資系コンサル会社の日本オフィスという、まぁ日本的なんだか欧米的なんだかわからない職場を経験した者としては、ここにはちょっと反対。
と、いうのも少なくとも私がいた外資系企業はプロジェクトへの貢献がすべてなので、他人が自分の皿に盛ったものを片付けるだけなんて働き方はありえません。(そういう無能な人は気づくといなくなっています)
私たちが誰がやるかわからない空白地帯を見つけたら、ミーティングの場で明らかにして誰がそれを in charge of で対応するか決めます。
そしてそれをいかに素早く察知できるか、つまりいかに初期のうちにリスクを排除できるかは優秀か否かの1つの指標でもあり、プロジェクト完了時における評価項目にもなります。
確かに他人の仕事を勝手にやることはありませんね。プロジェクトメンバーの中で自分が最適任か否か、個人では判断できませんから。周りと相談します。
まぁ、最初に断った通り私の職場がここでいう「アメリカ」を代表しうるかはわからないわけですけど。
最後に結論をまとめると、本当のところは、忙しさを解消する項目は20もいらない。よほどのことがない限り、職場が変わるのが一番効果的だ。ここにもやんわりと、でも強い決意と意志を持って反対ですねー。
一番は職場が変わることじゃありません。
職場を変えることです。
転職(職場を替える)のことではなく、自分が率先して職場のおかしいところを直していくことです。
本来のライフハックはその第一歩として、まず自分の生産性を高め、周りに手を出すための余力を確保するために十分な力を発揮してくれるはずです。
(…で、繰り返しになっちゃいますが自称ライフハックが数十年前の自己啓発スローガンの類に見えることは、私も多々あります…)
微妙に弱腰ですが、総論賛成、各論反対といったところです。
