2008年05月10日

ファクトにこだわる / コンサルタントの心得

 コンサルタントの仕事の基本の基本は、ファクトとロジックです。
 今回はそのうちの1つ、ファクトについて。

 なぜファクトが重要か?
 それがクライアントと、あるいは他のステークホルダーと渡り合う際の最も強力かつ確実な武器になるからです。
 
 コンサルタントは必ずしもクライアントに歓迎されているとは限りません。
 コンサルタントは外部からやってきた人間であり、邪魔に思うクライアントも多くいます。
 また年齢差もあります。一般にクライアントよりも若いケースが多く、「若造」と見られがちです。これは新卒でもインタビューするクライアントが管理職であることが普通ですし、また対等なはずの商談/交渉の場であってもコンサル会社は一般の事業会社よりは早く昇進する傾向にあるため、年齢差はありがちです。(余談ながら、このギャップを見た目だけでも埋めるためにヒゲを伸ばして威厳を演出しようとするコンサルタントは結構います)

 で、そんなコンサルタントが提言をするわけですから、私たちの「意見」はなかなか響かない。

 そこでチカラを持つのが「意見」ではなく「事実」。
 地道に現場で集めた定量的/定性的なデータや社会統計ならば、クライアントもそれを認め、耳を傾けざるを得ません。

 少なくともファクトには、反論の余地はありませんから。



 また、ロジックの土台としてもファクトは疎かにできません。
 当たり前の話ですがファクトはロジックの前段であり、演繹であれ帰納であれ、あらゆるロジックはファクトに立脚します。
 ファクトの確認を怠れば、あらゆるロジックは絵空事になります。
 綺麗なフレームワークや経営理論を振り回したところでクライアントの現状というファクトの上で成り立たないことには意味がありません。



 ですから、ロジックの前段としてファクトに対するこだわりはコンサルタントの心得として必ず身につけておくべきです。
posted by 市井賢児 at 2008年05月10日 17:35
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